プログラム
事例紹介1 「リクルートのビジネスとプラットフォーム視点」
株式会社リクルート MIT Unitedマーケティングプラットフォーム推進室
エグゼクティブマネジャー、ITアーキテクト 菊池保人様
事例紹介2 「デジタル情報革命とプラットフォーム」
ソフトバンクテレコム株式会社 法人第二営業本部第二営業統括部
第一営業部部長 相田伸彦様
グループディスカッション概要
・スマートフォンはキャリア、利用者、アプリ開発者に何をもたらすか。キャリアはデータ通信量の増加に伴って課金が増え、収益拡大につながる。利用者は利便性やポータビリティが向上する。他方、アプリ開発側はあらゆるものに対応しなければならないため、収益は上がらないのではないだろうか。その点、グーグルの「Android」はキャリアを選ばず、ソフト
ウェア開発がかなり有利だ。おもしろいアプリが出てくればユーザーが流れることが考えられ、プラットフォームに大きな変動が起きる可能性もある。ネットワークの外部性がAndroidによって広がるのか、そのままiPhoneの独走か、今後の動向を見ていきたい。
・ネットでは検索ワードと広告を連動させたサービスが提供されている。ヤフーの「オーバーチュア」やグーグルの「アドワーズ」があげられるが、世界中で類似サービスが乱立し、不良在庫がたまっていることが問題となった。このため米国では「Ad Exchange」という場が誕生し、再入札して欲しいときだけ取るという動きが進んだ。しかし、Ad Exchangeがディスプレイ広告枠価格を劇的に下げる方向に向かっているため、広告枠ではなくAudienceに対して広告を打つという新しい形のプラットフォームが生まれてきている。DSP(デマンド・サイド・プラットフォーム)と呼ばれるものだが、今後ますます注目されそうだ。