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イノベーションワークショップ2009-2010

「ITと新たなビジネスモデル」第2回 ~プラットフォームビジネスとアマゾンの戦略

当日の様子

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    当日の様子

参加者の声

・プラットフォームの生と死のコメント、とてもよく理解できました。
・非常に勉強になった。最終的にはユーザーが支持するプラットフォームが生き残っていくのだと思う。
・テーマが絞られており、チームごとのディスカッションにおいても、今後のビジネスのヒントになる議論をさせていただけたと思います。
第2回は、アマゾンジャパン株式会社渉外本部本部長の渡辺弘美様より「プラットフォームビジネスとアマゾンの戦略」をテーマに講演いただいたあと、サイバー大学の前川徹教授コーディネートのもと早稲田大学ビジネススクールの根来龍之教授のコメントを交えながら、参加者によるグループディスカッションを行いました。

【開催概要】

日時
2009年12月3日(木)18:00~21:00
会場
フューチャーアーキテクト株式会社(東京都品川区)
テーマ
「プラットフォームビジネスとアマゾンの戦略」
スピーカー
アマゾンジャパン株式会社 渉外本部本部長 渡辺弘美様
コーディネータ
サイバー大学 IT総合学部 教授 前川徹様
コメンテータ
早稲田大学ビジネススクール 教授 根来龍之様
グループディスカッション概要
・ホンダのナビシステムは運転している車自体が情報源になって情報収集をする。ホンダの車があればあるほど渋滞情報が正確になるという構造だ。こういった製品が加わってくると、製造業の製品もプラットフォーム性を帯びてくるといえる。
・プラットフォームはオープンにすればユーザーが集まりやすいが、儲けることを考えるとクローズのほうがよい。どちらの戦略でいくべきか一概にはいえず、歴史的にはオープンとクローズが繰り返されているので、時系列で見ていく必要があるのではないか。
・コンビニエンスストアは完全にプラットフォームビジネス。興味深いのは、電子マネーに一生懸命取り込んでいるにもかかわらず各社使える電子マネーが違うということ。少しずつ相乗りしながら囲い込みを行っている。完全にクローズではないのだが、完全にオープンにすると儲からないという構造になっていて非常におもしろい。
・プラットフォームはエコシステム(プラットフォーム+補完製品群)の価値が高いものがよい。しかしエコシステムの価値が向上しても存続できないことはあり得る。それはプラットフォームリーダーが収益化できないとき。JAVAは成功したエコシステムをつくりあげたが、肝心のサンマイクロはJAVAで儲けていない。
主催
フューチャー イノベーション フォーラム
協力
フューチャーアーキテクト株式会社