FIFの運営会社であるフューチャー株式会社は、パラスポーツの魅力をより多くの人に知ってもらおうと、社員の有志が視覚障害者向けの5人制サッカー「ブラインドサッカー」をバーチャル・リアリティ(VR)で体験できるアプリケーションを2016年に開発し、改良を重ねています。ボールの音をたよりにゴールを目指すゲームで、様々なイベント会場で体験会を行っており、FIFはその運営に協力しています。
今年は春休みの3月に「IBSAブラインドサッカーワールドグランプリ2019」にて体験会を実施し、3日間で約220名がブースでVRアプリを体験しました。参加者は特殊なゴーグルをつけ、左右のヘッドホンから聴こえてくるボールの音をたどってボールがどこにあるのかを見つけ、ボールをキャッチしたらゴールへ近づきシュートを放ちます。最初は画面を見ながらプレーし、2回目は同じゲームを目隠しをしてプレーしました。体験を終えた参加者は「音だけだとボールがどこにあるのか全然わからなかった」「面白かった。こんな状況のなか全力でプレーしている選手たちは、本当にすごい」と驚いていました。